消化器専門医・内視鏡専門医としてスキルを磨く 私の父は地元・長崎県で開業医をしていて、患者さんから慕われる「町のお医者さん」という感じのドクターでした。小さな頃から父のクリニックに遊びに行っては診療の様子を見ていて、憧れのような気持ちから医療の道を志すようになりました。
消化器内科を専門にしたのは大学時代の研修で各科をまわっていたとき、あるドクターが内視鏡検査で小さな病変を発見する場面に立ち会ったことがきっかけです。当時の私が見過ごしてしまうような、1mm~2mm程度の腫瘍を見つけ出して治療へとつなげる。胃カメラや大腸カメラなど、内視鏡を使用した治療に大きな可能性や魅力を感じたのです。それからは、内科のなかでも消化器内科を中心に、胃腸科・消化器科領域の疾患を幅広く診療するほか、内視鏡専門医として年間3,000件もの検査を手がけるなどスキルを磨いてきました。
今でも忘れられないのは、自分だけの力ではじめて早期がんを発見できたことです。あのときに患者さんからいただいた感謝の言葉が励みになって、今の私があるのだと思っています。これからも知識のアップデートを怠らずに、より精度の高い医療をご提供していきたいと考えています。
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