理科や生物が好きだった少年時代がこの道の原点 もともと理科や生物が好きだったんです。小学校のころは、恐竜図鑑なんかをずっと読んでいたような記憶がありますね。医師になってみたいと思うようになったのも、やっぱりその延長からだったんじゃないかな。
ただ、はじめから獣医さんになろうとは思っていませんでした。僕の故郷は長崎の平戸っていう小さな島で、獣医さんがすぐ飛んできてくれるようなところではなかったんですよね。小さいころからずっと家の庭で秋田犬を飼っていたんですけど、やはり今のような治療はできなかった。
そういう思い出もあるからかな、日本大学の農獣医学部に進学するんだっていうのを機に東京に出てきたんです。卒業後は先輩が誘ってくれた足立区の梅島動物病院で10年ほどずっと勤めあげて……。
たくさんの方の支えもあって、池袋のあずま通りの一角に開院することができました。ここは、JR山手線「池袋駅」より徒歩10分、東京メトロ有楽町線「東池袋駅」より徒歩5分、東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」より徒歩5分、都電荒川線「都電雑司ケ谷駅」より徒歩5分という立地でありながら、池袋のなかでも昔ながらの住宅街が残っていて、いいなと感じたんですよね。
色んな縁があって、今の僕があるんだなと思います。
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